ハロモニ5/1 7期決定

今回のハロモニ。7期決定SP。
 
つんく♂P自らがわざわざ出動しての個人審査。歌の直接指導。家族面談。娘。の来校。
 
今までにないやり方。見ながら散々思ったのは、エースとしての「箔付け」なんだろうなあ、つんくさんはずいぶん考えて色々「演出」してるなあ、ということだった。
 
思い出したのは「三顧の礼」の故事。ちょっと意味合いが違うけど、つんく氏や娘。がわざわざ出かけて行くことで、彼女にはそうさせる特別な何かがあるのだという印象をつける狙いがあったんだろうなと思った。
  
 
そう、結局7期としてはたった一人、エース獲得、という結果なわけで。
その「たった一人」ということからしてまずエースというものの「演出」の一つだ。
 
同じ「たった一人だけ選ばれた」メンバーとしては、後藤真希という前例がある。彼女はルックスと歌唱力共に確かに一人ずば抜けていた。そして実際、娘。を引っ張るエースとなったわけだ。
 
比べて久住さんの場合はどうか。ルックスに関してはエースと言っても差し支えないだろう。問題は歌唱力。事前のオーディションで見た限りでは、下手ではないがずば抜けて上手いと言えるものでもなかった。歌唱力に関してはエースとは言い切れないものだったのだ。
 
そこを上手くフォローしたのが今回の「直接指導」。歌唱力に難点があることはつんく氏自らも認め、だがそこはきちんとした指導をすればちゃんと矯正できますよ、ということを示して見せたわけだ。それどころか、「ちょっとした指導できちんと歌えるようになった」という既成事実を作り、「これからの指導でまだまだ伸びてゆく可能性がある」ということを示す結果ともなっている。
 
つまりは、今はまだ歌唱力としては点数が低いかもしれないけれど、これからどんどん足し算されていく可能性を示すことによって、歌唱力に関しても「エース」たりえることを示してみせたわけで。全くうまいやり方だなと思う。
 
 
そして、そこら辺の「未知数」というものを、「ミラクル」という言葉に置き換えて表現して見せている。
 
ラクル。聞いててわくわくする言葉だ。奇跡。何が起こるかわからない。でも何かいいことが起こりそうな。そんな希望に満ちた響きのある言葉。これまたエースとしての「箔付け」「演出」の一つとなっているわけだ。
 
さすがはアーティストというかプロデューサーというか作詞する人だというか。言葉の持つ力というものを良くわかってるんだろうなと思う。よっちぃの場合は「天才的美少女」だったけど。この「ミラクル」という言葉が久住さんにとって、ひいては娘。にとってどう影響を与えてゆくかが気になるところだ。
 
 
エースとは何かと言えば、まず他の面々が持っていない「力」を持っているということだろう。それだけでチームを引っ張りうるくらいの「力」。その「力」を強調し、印象付けするための、これらの色々な「演出」なんだろうなと思う。
 
これぞプロデューサーの仕事とでも言うべきだろうか。つんく氏一人で全部今回のことを考えたのならばすごいなと思う。ダテに7年以上もアイドル集団引っ張ってないよなと。
 
 
…でも、なーんかそのすごさを素直に認めたくないんだよね。
というか、これからも娘。を派手にやってくつもりがあるならもっといい曲よこ(ry 
 
 
 
さて、演出うんぬんはこれまでにして、久住さん本人に関して。
 
狼ではわりとすんなり受け入れられているような印象を受ける。さっそくアンチスレが立てられたりもしているけれど。あとは、エースが入ってくるから○○は卒業しろとかそういう便乗アンチスレとか。
少なくとも、吉界隈では歓迎している人はが多いようだ。久住さんの娘。の中では吉澤さんが好きという発言にも大きな意味があるかもしれない。
 
 
個人的には、できればもう一人くらいた方が面白かったのになとは思うけど、一人だけ選ぶんなら彼女でよかったんじゃないかなと。話す言葉もしっかりしてるし、周りを見ることも出来てるみたいだし、度胸も有りそうだし。
 
何より、頼もしく思ったのは番組の最後での久住さんのコメント。目つきと言葉の発し方が今までと少し違った。早くも力が篭っていたというか。自信とやる気に満ちているように見えた。確かにエースとなりうるものが彼女にはあるのかもしれないなと思った。
 
 
もし、そうならば。彼女にエースたりうるものがあるというのならば。
吉ヲタとしてはちょっぴり悔しい気持ちもあるけれど、娘。の現状を打破し、再び光り輝く場所へ引っ張って行ってくれるエースへと、ぜひとも成長していってほしいものだと思う。
 
 
 
 
ところで。前回放送がされてから、モーヲタ界隈では色々な予測がなされていたのだが、前日辺りから狼では「合格者は久住小春一人」という情報が流されたりしていた。
 
久住さんの中学校ですでに発表があって、娘。が来てライブをしたという、某所の書き込みを元にしたもので、そのせいかいつもの「関係者」とやらの「リーク情報」はほとんど見受けられなかった。関連スレでは怒号の勢いで書き込みが進み、他のスレでもその情報が取りざたされていた。
 
個人的には、その某所の書き込みもほんとかどうかわからないのに、よくここまで盛り上がれるよなーと冷めた目で眺めていたのだが、ふたを開けてみれば実際その書き込みの通りだったわけで、拍子抜けしたやらがっかりしたやらだった。言ってみれば、誕生日とかのプレゼントを事前に何をもらえるかばらされてしまうような気分。
 
ネタバレ反対。ぼくらのサプライズを返せ。そんな感じ。
スタッフは地元の人に口止めしなかったんだろうか。それともしたけど効力がなかったのか。
 
どちらにしてもネット社会の弊害と言うか利益と言うか。良くも悪くもネットの力ってやっぱ大きいなとあらためて思った。